”水分”は、まさにオールマイティな存在といえる
内蔵環境に整えるために必須なのが”水分”です。
水分は、体内に溜まった毒素を体外に排出するために必要なものです。
ここでいう毒素とは、体内でニオイ物質に変化するあらゆる物質のことを指しますが、たとえば添加物や動物性脂肪、悪玉コレステロールなどのことだと思ってください。
もしも十分な水分補給をせず、体内の水分が少なければ、毒素が体から出ていきません。そうなれば毒素は溜まりつづけてしまいます。
あなたのカラダは 川 or 池?
体内の水分量が正常な範囲の人は、臓器を十分な水がかけめぐるので、毒素を洗い流す体になっています。イメージとしては、川ですね。
反対に、体内の水分量が不足している人の場合、毒素を洗い流す水そのものがないので、いつまでも毒素が残ってしまう体になります。イメージとしては、水の流れ(入れ替わり)が少ない池や湖といったところでしょうか?
口臭だけで終わる話ではない
前述したいわゆる「池」状態になっている人の毒素は、やがて不快なニオイ物質となって体中のあちこちから出てくるようになります。汗がクサくなったり、尋常ではないニオイのオナラがでたりと、もはや口臭だけが問題ではなくなってきます。
ちなみにそういった症状(体臭)が出るのは、たいてい口臭の後ですので、体臭が出るほど進行する人は稀です。
つまり今あなたを悩ませている口臭は初期症状であり、放っておけば体臭まで出はじめるかもしれません。
水分を摂ることで、初期のうちに撃退するべきです。
水分がなければ、出るはずのものも出なくなる
ところで、あなたは口やのどが頻繁に渇いたりしませんか?
もしそうであれば、水分(唾液)が足りていない証拠です。
唾液が足りていないと、口内の乾燥を招いて口臭が発生することは、以前にも話しました。 唾液不足と口のニオイの関係
当時の私も口内の乾燥には悩まされたので、舌を使ったトレーニング法を行っていました(今でもやっています)が、これは水分ありきで行って欲しいものです。
たとえば体内に10の水分があるとして、唾液が5出る舌トレーニングをすれば、しっかり5の唾液がでます。しかし、体内に3しか水分がないのに5の舌トレーニングをしても、3以上の唾液は出てくれませんよね?
ここまで単純な話ではないかもしれませんが、けして大袈裟な話でもないと思います。唾液の観点から見ても、口臭改善するにあたり、水分補給は非常に重要なことだと理解してもらえたのではないでしょうか?
単なるガブ飲みは禁物
ここまで強く水分補給の重要度を主張したので、多量に飲み過ぎる人がでてこないか不安になります。
飲みすぎはもちろん良くないです。
その点については下記が参考になるかと思います。
私たちは、水分不足を恐れるあまり、喉の渇きを感じる前に過剰に摂取する傾向にありますが、逆に水分を多く摂取することに関しては、まったくと言っていいほど危機感を持っていません。
飲みすぎると、夜中トイレへ頻繁に行くことになり、睡眠障害になります。
また、肝臓のダメージを防ぐどころか、逆にダメージを与える恐れもあるのです。
さらに、低ナトリウム血症という致命的な症状に陥る可能性も潜んでいます。これは、体内の塩分レベルが極端に落ちることによって、脳の浮腫を引き起こすというもの。症状がひどいと昏睡・痙攣といった命の危険もあります。
知識の泉 Haru’s トリビア(http://amor1029.exblog.jp/)より引用
では適量は?
それでは適量はどの程度なのかという話になりますが、じつはその部分は教えたくても教えることができません。なぜなら私が口臭を治すために手本にした”1日の水分補給量”は「伊藤潤一式口臭消滅プログラム」に載っていて、それを参考にしたからです。
実際には”1日の摂取量”、”いつ”、”どのタイミングで”、”どのくらい”、”何を飲むか”が書かれているのですが、有料で販売されている以上、中身を教えることはできないのです。(著作権に反します)
今ですら、ネタバレギリギリのラインを越えまいとサイトを運営しているわけですので、ご理解いただきたいと思います。
といっても、それでは納得いかないと思います。ですので、とりあえずどこのサイトでも書かれている内容(量)を公表しておくと、「1日に必要な水分量は2リットル」といわれているようです。
とにかく、今回は水分の重要性について理解をいただきたく書きました。

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